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液体窒素はコールドエバポレーター(CE)と呼ばれるタンク(右の写真参照)に貯蔵されており,利用者はこのCEからセルフサービスで液体窒素を汲み出します.液体窒素は業者がタンクローリーで大学まで運んできて,CEに汲み入れます.利用方法や利用時間は豊中,吹田分室で多少異なるので,各分室のホームページをご確認ください.
低温センターの最も重要な任務は,非常に高価な液体ヘリウムを学内に安定して安価に供給し,本学の特色の一つである低温を用いた学問と研究を支え,さらに発展させてゆくことです.そのために,実験などで使用して気化したヘリウムガスを,キャンパス内に張り巡らせた回収配管により高い効率で回収し,ヘリウム液化装置を用いて再び液化してリサイクルに努めています.このリサイクルシステムの要であり,ヘリウムガスを液化して液体ヘリウムを製造する装置が「ヘリウム液化装置」です.
研究室から持ち込まれたヘリウムベッセルには,低温センター職員が液体ヘリウムを充填します.利用者はこれを研究室へ持ち帰り実験研究に用います.低温センターでの液体ヘリウムの利用に関しては予約が必要です.予約方法や実験室での利用方法などはキャンパスごとで多少異なりますので,詳細は各分室のホームページでご確認ください.
低温センターでは低温や真空に関係する機器の貸出も行っています.各分室での備品は多少異なりますが,ヘリウムリークディテクター,ターボ分子ポンプ,ロータリーポンプ,真空ゴム管,各種温度計,ヘリウム純度計などを備えています.また液体ヘリウムが無くなってベッセルの温度が上がってしまった,口が氷で詰まってしまったなど困ったときにもご連絡ください.